1982年生まれ。京都市在住。 古今東西の映画や国内外の映画祭を愛す。 フランス映画に惹かれたきっかけは、印象派絵画の巨匠オーギュスト・ルノワール の次男坊という興味で観始めたジャン・ルノワール監督作品との出合いから。 人生の悲喜交々を、自然や天候と戯れるような大らかさや女優たちへの少しばかり 淫らな視線、画面の構図、色彩感覚といった父親譲りの才能で描き出された彼の 作品群で映画の歓びを知る。 フランス映画以外ではアメリカのフィルム・ノワールや西部劇が特に好み。 映画検定一級取得。

QUEEN OF MONTREUIL 『モントルイユのクイーン』

女性監督ソルヴェイグ・アンスパックによる2012年の作品。アイスランド生まれの彼女の作品には、アイスランド人が出てきたり舞台がアイスランドであったりということがしばしばあり、本作でもアイスランド人親子というキャラクターが登場する。アンスパック監督作品の中で、日本で劇場公開されたものには『陽のあたる場所から(2003)』という作品がある。この作品にアイスランドから失踪してきて心を閉ざしてしまっ...

, 10/03/2015 14:21

LE COMBAT DANS L'ÎLE『島の決闘』

1962年のアラン・カヴァリエ監督作品。本作が彼の長編処女作である。彼はそれ以前にルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター(1958)』というエポックメイキングなサスペンス作品に助監督として参加している。『死刑台のエレベーター』の後も『恋人たち(1958)』や『地下鉄のザジ(1960)』をヒットさせたルイ・マルが本作では監修として協力している。カヴァリエ監督と共同で本作の脚本を書いているのは後...

, 27/02/2015 10:20

GARE DU NORD 『北駅』

女性監督クレール・シモンによる2013年の作品。彼女は数多くのドキュメンタリー作品を手掛けてきた、現代のフランス映画界を代表するドキュメンタリー監督である。そのドキュメンタリー作家の監督がフィクションとして撮ったのが『北駅』である。以前日本でも映画祭で紹介された『神様のオフィス(2008)』という作品があるので、彼女がフィクションを監督するのは『北駅』が初めてではない。

, 16/02/2015 11:10

TU SERAS MON FILS 『もしも息子を選べたら・・・』

2011年のジル・ルグラン監督作品。彼の作品は日本ではあまり観る機会がなく、『アルプスの少年 僕の願い事(2004)』が劇場未公開でDVD化された程度で、本作も劇場未公開作品である。彼の場合プロデューサーとして多くの作品を手掛けていて、近年ではジャン=ピエール・ジュネ監督の『ミックマック(2009)』や『天才スピヴェット(2011)』等がある。

, 28/01/2015 10:18

TOUT FEU TOUT FLAMME『炎のごとく』

1982年のジャン=ポール・ラプノー監督作品。彼はルイ・マル監督の『地下鉄のザジ(1960)』で脚本に名を連ねるなど、ヌーヴェルヴァーグの頃からキャリアをスタートさせて、2015年には新作の監督作品が公開予定という現役のベテラン映画人である。このラプノー監督作品の中では例外的に日本未公開なのが本作『炎のごとく』だ。

, 23/01/2015 14:25

LA DISCRÈTE 『恋愛小説ができるまで』

1990年のクリスチャン・ヴァンサン監督作品。ヴァンサン監督は、2013年にミッテラン大統領の専属女性シェフの実話を基にした作品『大統領の料理人』が日本でも公開されたのでフランス映画ファンにはお馴染みだろう。彼のように国立映画学校出身で1980年代後半から1990年代前半にデビューした映画監督は、ヌーヴェルヴァーグの影響を受けた者が多く、その作品群はしばしばヌーヴェル・ヌーヴェルヴァーグと呼...

, 22/12/2014 10:59

PICKPOCKET 『スリ』

1959年のロベール・ブレッソン監督作品。彼の作品は『抵抗(1956)』以降職業俳優を使わず、演技経験のない素人を採用し、極端に感情表現を抑えた作風が特徴的である。そして出演者を「俳優」と呼ばず「モデル」と呼び、自らの作品を「映画」ではなく「シネマトグラフ」であると主張していた。様式化されたフォルムで無駄なものが極限まで削ぎ落とされ、登場人物の孤独を冷たく淡々と描くブレッソン作品は、一つの作...

, 09/12/2014 14:52

LA FEMME D'À CÔTÉ『隣の女』

ヌーヴェル・ヴァーグの旗手にして恋愛映画の名人フランソワ・トリュフォー監督の1981年の作品である。トリュフォーは本作の構想を『黒衣の花嫁(1967)』の後に『愛の軌道』という題名で考えていた。キャストもジャンヌ・モローとシャルル・デネルを考えていたが実現せず、十数年の時を経てファニー・アルダンとジェラール・ドパルデューという組み合わせで『隣の女』として誕生したのが本作である。

, 21/11/2014 15:10

NUIT BLANCHE 『スリープレス・ナイト』

本作は2011年のフレデリック・ジャルダン監督の作品で彼の第4作目である。彼の父親は『墓場なき野郎ども(1960)』や『ボルサリーノ2(1974)』等の脚本家パスカル・ジャルダンということで、父親の影響もあるのか本作はフィルム・ノワール風の作品に仕上がっている。

, 18/11/2014 10:30

IMPARDONNABLES 『許されぬ人たち』

2011年のアンドレ・テシネ監督作品。原作は同名小説で、作者のフィリップ・ディジャンの他の映画化作品で有名なものはジャン=ジャック・ベネックス監督の『ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986)』がある。

, 04/11/2014 14:20
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