Blogosphere  映画

BUFFET FROID 『料理は冷たくして』

この映画のファーストシーンは全く人気のないラ・デファンス駅のホームで始まる。コンクリートの壁や線路によってシンメトリーになるように置かれたカメラが寒々しい空間を捉えていて、そこに赤い文字のクレジットが被さる。

, 14/10/2015 14:14

HÔTEL DES AMÉRIQUES 『海辺のホテルにて』

本作の主要キャストはカトリーヌ・ドヌーヴとパトリック・ドベール。ドヌーヴに関してはフランス映画好きには、もはや説明不要ではあるのだけれど、80年代のドヌーヴはやはり素晴らしい。

, 13/10/2015 16:45

EN VILLE 『パリの恋人』

主演のローラ・クレトンは本作と同じ2011年製作で日本でも一般公開された、ミア・ハンセン=ラヴ監督作品『グッバイ・ファーストラブ』でも主人公を演じていた。この時期彼女は初恋に身を焦がす思春期の少女の瑞々しさと危うさを見事に体現していた。その後クレール・ドゥニ監督やオリヴィエ・アサイヤス監督など、一流監督と仕事をするようになる彼女は、今後最も注目すべき女優の一人だろう。

, 25/09/2015 17:56

FRIC-FRAC 『彼女は泥棒』

モーリス・レーマン監督による1939年の作品。冒頭のクレジットで技術協力として『赤と黒(1954)』などの監督のクロード・オータン=ララの名前が出てくる。モーリス・レーマンの監督作で本作以外でも2本程こういった形で、クロード・オータン=ララの名前を見つけることができる。

, 08/09/2015 16:58

MONSIEUR KLEIN 『パリの灯は遠く』

本作は赤狩りで母国を離れなければならなくなった亡命映画作家ジョセフ・ロージーにしか撮れないような、不気味な不条理サスペンス映画である。

, 26/08/2015 17:55

JE T’AIME, JE T’AIME 『ジュ・テーム、ジュ・テーム』

1968年アラン・レネ監督作品。映画のストーリー自体はシンプルで、自殺未遂をして病院にいる男クロード(クロード・リッシュ)の回復を待って、タイムトラベルの装置を開発している研究チームが人間での実験の被験者として彼を過去に送るというもの。

, 19/08/2015 15:35

TENUE CORRECTE EXIGEE 『正装のご用意を』

1996年のフィリップ・リオレ監督作品。録音技師出身の彼は長篇監督デビュー作『パリ空港の人々(1993)』が絶賛され、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ターミナル(2004)』に強い影響を与えている。『パリ空港の人々』の次に作られたのが本作『正装のご用意を』である。

, 21/07/2015 11:05

LES VICTIMES 『犠牲者たち』

パトリック・グランペレ監督による1996年の作品。彼の監督作品は日本で一般公開されたものはないのだけれど、ドキュメンタリーやテレビドラマなど幅広くこなす監督だ。クレール・ドゥニ監督の『パリ、18区、夜。(1994)』では役者として出演している。

, 14/07/2015 16:28

MADAME DE... 『たそがれの女心』

1953年のマックス・オフュルス監督作品。ドイツに生まれたオフュルス監督はフランスに移り、ナチス占領下のフランスを逃れてハリウッドへ、その後フランスへ帰国し、1957年に54歳で心臓病により亡くなるまで、様々な国で映画を撮った監督である。本作は晩年にフランスで撮った円熟の4作品のうちの1つで『快楽(1952)』の次に撮られたものである。

, 26/06/2015 10:25

LE PLAISIR 『快楽』

1952年のマックス・オフュルス監督作品。オフュルスというのはユダヤ人であるのを隠すために用いた偽名で、ドイツ出身の彼の本名はマクシミリアン・オッペンハイマーである。ドイツで監督デビューした彼は、ナチスの台頭によりフランスに亡命しフランス国籍を取得する。

, 16/06/2015 16:30
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